ほくろのレーザー治療には、主に炭酸ガスレーザーを用います。このレーザーは水に吸収されやすいという特徴があるため、皮膚の表面で吸収されて深く入ることがなく、安全です。
炭酸ガスレーザーは皮膚に熱を与え、切開・止血・凝固を行って行きます。周辺組織への影響が少なく、ほくろを除去することができます。顔面にあるほくろには、非常に有効な手段になります。また、大きさや形状により「Qスイッチルビーレーザー」を併用し、色を取り除きます。皮膚への負担は軽く、傷跡がほとんど残りません。
大抵の場合、1回の治療で除去できますが、表面からではほくろの深さが分からないため、深さや大きさによっては1度の照射で消える訳ではなく、必要に応じて治療回数・期間が異なります。
お顔やその他、目立つ部位などの気になっているほくろを取り除くことができます。
- 診察にて除去希望のほくろについてご相談頂きます。
- 広範囲な場合や診察医の判断により照射が不可能なケースを除き受診時に施術可能です。
- 施術時は非常に細い針でほくろ部分に局所麻酔をし、その後レーザー照射となります。
- 施術後より医師の指示があるまで、茶色のテープを貼付し施術部位を完全に保護します。テープの上からであれば洗顔やメイクは可能です。
- 施術後の受診は施術医の指示に従い、必ずご来院下さい。その際に施術部位の状態を確認し施術後の炎症・色素沈着の治療を開始します。
レーザー照射部位5mmあたり・・・¥10,000 (税抜き)
注意点
- ホクロ除去後は施術部位が赤くなりますが、除々に薄くなり、おおよそ2~3ヶ月で消失します。但し、個人差がありますので、濃く出てしまった場合は消えるまでにより長い時間を要します。
- 施術部位は軽いやけどに近い症状があります。治療後は医師の指示があるまでテープを貼り、直接水に濡らしたり、こすったりしないように注意して下さい。
- 施術した部位は、少なくとも2~3ヶ月間は紫外線に非常に敏感になっていますのでUVカットクリームの使用は季節を問わず必要となります。また、施術時期についても紫外線の少ない秋~冬をお勧めしています。